女性が難なく働けるためには改革が必要!

男女同権と言われるようになった今、多くの女性が長時間残業に晒されています。業種や職種によって、残業時間はまちまちだと思われますが、残業が多いことを良しとする業種、職種に勤めていれば、必然的に長時間労働になるでしょう。
男女同権だから、男性と同じようにやって当たり前という風潮が拍車をかけているように思われます。
長時間残業、長時間時間外労働が多い場合、家庭生活に支障をきたす場合があります。女性の場合、終電で帰って「さあ家事だ育児だ」という訳にはいかないでしょう。

女性の社会進出とともに、女性管理職も誕生しています。割合としては2013年で全体の11%足らずですが、これからも少しずつ増えていくことでしょう。ここでも、「男性と同じようにやって当たり前」という論理があります。管理職になると「定時になりました!ではお先に。」という訳にはいかなくなります。これには企業風土が大きく関わっていると思われます。管理職が率先して残業を減らすべきであるところ、日本では、管理職が真っ先に帰ってどうする?と思われてしまいます。無理して残業や時間外労働をして、身体や心を壊してしまっている女性管理職は多くいることでしょう。
欧米においては定時で帰っても、パートタイマーであっても責任ある仕事ができます。子供がいる女性が、パートタイムであるにも関わらず、役員を務めている例もあります。また部長などを2人の女性がパートタイムで務めていたりします。このことを考えると、日本の企業のやり方はかなり効率が悪いなと感じます。「正社員」「非正規社員」の在り方を考え直すことが必要なのではないでしょうか?日本は両者の格差があまりにも大きすぎます。
女性の社会進出は、これからも増えていくことでしょう。その際、女性も男性に合わせてフルで働ける社員になるべきだ!というのではなく、女性の置かれている状況に応じて働けるようにする法制度を含めた、何らかの改革が必要だと思います。